☆★☆★☆2013.9月 Boston studio news☆★☆★☆


2013.9月13日(金)
ボストンスタジオに戻りました!

 成田からボストンのJAL直行便で13時間、3本の映画と本を読みながら一睡もできずにボストンに戻りました。
 雨上がりのボストンはすでに秋の気配がしていて、スタジオの窓の外にはクラブアップルの実がたわわに色づいていました。
 テラスのローズマリーとバジル、パセリも食べ頃、使い時になっているので早速パセリをたくさん使ってターキーローフを焼きました...レシピを斜里のスタジオに全部置いてきてしまったので分量はすべて適当にしたのにできあがったらすごく美味しくて自分でも笑っちゃいました:)
(ローズマリーはお魚のソテーやオムレツなどにも使っています)
 
 
  9月18日(水)
MFA.テキスタイルミーティング

 まだ時差ぼけがひどく夜中に目覚めたり午後の活動が鈍るなど苦労していますが、アメリカの9月は日本の4月ですから学校も会社も新学期だったり新入社員だったり...美術館のイベントも新規企画で9月10月は目白押しの月です。
 昨日(17日)はインターナショナルセンターであったビジネスアナリストのレセプションに参加させていただき社会情勢について学ぶ機会を持ちました。

 今日のテキスタイルミーティングは7月16日から始まっている「Hippie CHie」という展示会場で学芸員のギャラリートークでした。
 5年かけた企画ということで展示の裏話がありファッションの流れだけではない興味深い展示です。久しぶりに学芸員や美術館のスタッフと会い私もフレッシュな気持ちでまた頑張れそうです。
 
9月22日(日)
友人たちを招いてのディナーパーティー

 それぞれ忙しいスケジュールの夏を過ごした14人の友人たちを招いてバッフェディナー。メキシコでサマーキャンプを過ごした音楽家からプレミアムなコーヒーのお土産や東京からご子息の大学入学のために滞在している友人、当日のコンサートを終えてすぐに来てくださったビオリスト、イタリアでの夏を過ごしたご夫妻と話題も豊富ながら...予期もしていなかったバイオリン、サクソフォン、ピアノのセッションが始まってとても豪華なパーティーになりました!
 「藍色枯れて、なお美しく」のように、年齢を重ねるごとにいい色合いの味を持った小洒落た暮らしがしたいものですね...いい付き合い、いい関わりは少し控えめな自分と相手を思う優しさがなければなかなか相手には伝わらないものですよね。
 素敵な友人を持っていることは何にも代えがたい財産です...そろそろつぎのパーティでは新しいメニューも考えなくちゃ:)
 
  9月23日(月)
MFA Annal Meeting (Boards of Overseers and Trustees)

 500名ほどのメンバーミーティングに出席しレセプションとリフレッシュメントを楽しませていただきました。
 また、いろいろなジャンルで関わっている出席者達と懇親することができました。
 名古屋ボストン美術館の方々も出席されていましたのでご挨拶だけさせていただきました...とっても素敵な学芸員でした:)
 
9月24日(火)
2013年.重大ニュースです!!

 昨夜のレセプションでテキスタイル学芸員から私のキルトが展示予定になったとの知らせを受けました!!
キルト10作品が2008年にボストン美術館のパーマネントコレクションになって以来、その日がいつ来るのかと夢のように思っていたことです...
 つ、ついに今秋、日本展の企画の中で展示される(展示作品枚数はまだ確定していません)とのこと...詳しい日程などのお知らせは後日、わかり次第お知らせいたしますが展示期間が3ヶ月だとこの機会にボストン旅行の予定も立てられるかもしれませんね:)

速報です。

「Fired Earth,Woven Bamboo」celebrates contemporary Japanese decorative arts at the MFA
 ボストン美術館で11月12日から2014年9月8日までのロングラン.エキシビジョンの中で私のキルト作品が展示されることになりました。

 ボストン美術館のwebで、この展示案内の下から3行目に書かれているのが私のキルトです...
http://www.mfa.org/exhibitions/fired-earth-woven-bamboo

 私としては「Complemented by Contemporary Japanese quilt」と紹介されているだけでも身に余る光栄な機会に恵まれたと思っています。
(すでにコレクションになっているキルト10作品の中から3.4枚展示されます)
 ぜひ、この機会にボストン美術館にお出かけください!!


 
 
 今年1月の東京ドームでの展示の記事がフランスの2キルト雑誌「キルト.マニア」と「マジック.パッチ」で取り上げられ紹介された本が手元に届きました。また9月13日発売の学研出版「古布に魅せられた暮らし」も届きました...トップグラビアでの「特別実例」として掲載してくださったこともとてもうれしく思っています。こうして皆さんの目に少しでも触れていただくことが何よりの励みになりますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします!  
9月30日(月)
BEETHOVEN Boston Philharmonic コンサート (シンフォニー ホール)

 明日から10月...今夜は指揮Benjamin Zanderのコンサートに出かけてきました。
 久しぶりのオーケストラに完全に魅了され満たされてアパートに戻りました...今までにも何度かフィルハーモニック演奏を聴いていますが今夜は力強い指揮者に圧倒され充電された気持ちです!
 CR- K- 16という最高のシート...私の席の周りにはマサチューセッツ州知事、元州知事、各国の総領事ご夫妻などがいましたのでこのコンサートは何かそういった方々と連携されたものだと思いました(コンサートの後、指揮者と写真撮影などしていましたので)テレビの画面でしか見たことのない州知事は意外と小柄で優しい物腰でお隣の方と話をされていましたし、指揮者の短いご挨拶の時にボストンマラソンの哀悼の意を述べられました。

 2週間近くも時差ぼけに悩まされましたがニューイングランドの美しい紅葉はこれからです!...もちろん、知床の紅葉もそれはそれはみごとですよ!!

講演活動、トークショーなども行っております。お問い合わせは下記までどうぞ。

伝承時代布研究所
Traditional Textile Arts

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