☆★☆★☆2012.9月 Boston studio news☆★☆★☆


  9月10日(月) ボストン美術館 オープニングレセプション
 ORI GERSHT HISTORY REPEATING レセプションに招待され出席しました。
 興味深い写真などのコンテンポラリーアートのレセプションでORIご本人とロンドンから同行された友人達とお話しする機会が持てて久しぶりにいい刺激を受けることができました。
(写真はアシスタントキューレターのスピーチですが暗くなり過ぎました..) 
 
 6日にボストンに戻り5日目だというのにまだ時差ぼけがひどく日本時間とボストン時間が入り交じって苦労しています:) 
9月20日(木) 時差ボケ解消...キルト.ピーシングを始めました!

 6日のデルタ航空便(羽田-ボストン)は幸運にもUPグレードでビジネスクラスだったのでほとんどアメリカン航空のファーストクラスのように(ほとんど変わらないです)ゆったりできたのに時差ボケが残って大変...でもやっと今日からピーシングの続きを始めました!!  
 
240x315の絹キルトを3枚縫い終えた後なので久しぶりの藍木綿の感触が何だかなつかしいです
 2004年に「Two Hearts in Harmony ヘクサゴナル.ログキャビン シリーズ」を企画してから仕上げたのは絹だけで藍木綿とメリンスはなかなか進められずにいました。それでもこの藍木綿バージョンは2009年の網走市立美術館でのエキシビジョンで制作過程として展示しその後、何らかの企画がありましたが最終的に今回ボストンスタジオに持ち込んで仕上げる事にしました。
 ボストンスタジオでもネコの額ほどのテラスでローズマリー.セージ.タイム.バジル.パセリを育てて毎日の料理を楽しんでいます!(この2週間で御無沙汰の友人達をアパートに招いて久しぶりの寿司ディナーも)  
   空が高くなりボストンはすっかり秋風です...今週は北海道も20度から23度くらいですから同じような気候ですね..来週はボストン美術館のレセプションなどの招待をいろいろ頂いていますのでまたご紹介しますね...充実の毎日を過ごしています!
  9月24日(月) Annual meeting of the Boards of Overseers and Trustees

 ボストン美術館のミーティングに出かけてきました。
   2012年の功労者の表彰と美術館の主な出来事の紹介のあと、新しい展示会場でレセプションがあり展示とリフレッシュメントを楽しんできました...美術館のレセプションならではの豪華なセッティングでした!!
 今夜は名古屋ボストン美術館から出席されていた馬場館長と代表理事の五十嵐さんと広報部長の及部(およべ)さんにお目にかかり、ご挨拶させていただく事ができました。
 
  秋の装いを...と茶色のブラウス(J-CREW)に黒のワイドパンツ(ヨーガン.レール)、ロイヤルブルーのパシュミナ...靴はGucci、バックはパーカー.オークスのクロコ...私のお気に入りの色でまとめてみました。さすが250人の出席者達もそれぞれ秋を意識したとても素敵な装いでした!(残念ながら写真は撮れませんが)  
9月25日 ボストン美術館テキスタイル学芸員とミーティング

 「ボストン.スタジオ.ニュース」と言っても拙い素人のWebで私のボストンでの日常を当たり障りなく...チョット小洒落た暮らし風に(自称:))とUPしているのですが、レセプションやオープニングとBSO(ボストンシンフォニーオーケストラ)NEC(ニューイングランド音楽院)イザベラスチューアート美術館などのイベント話ばかりでは私の本意がぜんぜん見えないのでは...と思い今日のミーティングの事を少し書いておこうと思います。 
   私がキルトを始めるきっかけとなった「母から譲り受けた開拓当時の祖父母の布」の中に夜着と呼ばれる綿入れ丹前と藍染めのマント(裏と表の間には油紙が入っています)がありました。2005年、2006年のオーストラリア個展ツアーでは参考布として作品と一緒に展示されカタログにも載せて頂きました。ですが、その後6年、斜里のスタジオで大切に保存はしてきたもののそろそろ次の受け渡し先を..と考えていました。
 私には受け継がせる子供も親族もいませんので、私としては「美術館所蔵」としたいのは明白でしたが果たしてその価値があるのか?..というと素人鑑定というわけにはいきませんので6月にボストン美術館の学芸員に資料と共に鑑定依頼しました。
 その結果、今日...「夜着とマントをボストン美術館の所蔵品として寄贈する」事ができました。今後いかなる機会であれお役に立てると思うと本当にうれしいです...どう表現したら良いのか分かりませんが、いつも私が望んでいる「自分が社会に何ができるのか?」との問いに、私の生きた証を一つ残せた気がしました...そして亡くなった母に褒められてる気がしました.. 
 
(オーストラリア.ツアーのカタログから写真を添えますね...マントの写真は実物ではなく参考です)
 24日のボストン美術館の館長の功労者報告の中で私がとても感動した事があります。莫大な寄贈をされた方の中に「Anonymous」と言う方が4名いました...中には金額が100億以上の方もいるのですが名さえ残さず貢献する...と言う事に深く感動したのです。
 都会であれ、田舎者であれ、声高に誇れる経歴や家系を持たずとも大事なのは自分が如何に生きたいのか?..ということが見られている気がするのです。

 10年の付き合いのあった名古屋の骨董屋の女将さんが先日、癌で亡くなりました「最後は呆気なかった...」という訃報に同年代の無念さが込み上げました...。 
9月25日 Red Sox フェンウェイ球場 7:00pm-

 ボストンに戻って何はともあれ「レッド.ソックス.ファン:)」としては見逃せない残り2試合です!...試合前のプレゼンティーションで、思いがけず昨年までのフランコーナ.マネジャーを見ることができてメチャクチャ嬉しかったのですが試合は残念ながら...負けました...(写真を撮る気力もありませんでした...) 
 
9月28日朝.ボストンスタジオ
9月27日(木)
Dinner workshop(ディナー.レセプション)

 友人のFinancial Groupからディナー.ワークショップに招待していただいたので参加してきました。ビジネスの世界で生き抜くには常に洗練された頭脳と手腕が問われているであろうことが瞬時に感じ取れるほどのスマートな歓迎とスピーチでした。私とは全く別の世界のプロフェッショナル達と一緒に美味しいディナーを楽しませて頂いたうえにワインオープナーのおみやげ付です!:)

 9月最後の週末は雨のようです...得意のクラブケーキでもお料理しながらキルト.ピーシングを進める事にします...季節の変わり目ですから体調を崩さないように気をつけて良い週末を過ごしてくださいね。
(余談..このところリーガルシーフード、コテージ、ブラボー(MFA)とそれぞれの「クラブケーキ」を食べてみて自分のレシピに自信が持てたので材料を買い込んできました:))
 

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