☆★☆★☆2019.8-9月 Shari-studio news☆★☆★☆


2019.8月7日(水)
弟子屈町で白老「国立アイヌ民族博物館」学芸員のレクチャーに参加してきました


 2020年4月に新しくオープンする「国立アイヌ民族博物館」のプレゼンテーションを北嶋由紀さんが「アイヌの衣装」について。

 2016年8月にボストン美術館学芸員とアイヌ文様の衣服調査をしたときからお付き合いして頂いている磯里多惠さんと二日市郁子さんと川湯で合流し参加しました。
 アイヌとの関わりや伝統的な衣服を縫われている方々それぞれの関わりや歴史などを聞いて勉強になりました....
 私の場合は「フォークアート」としてのアイヌ文様や刺繍について大変興味深いのです。

 これから時間をかけて開拓以前の先住民族について語り継がれていること、文字を持たなかったアイヌのモチーフの描き方や計測の方法などについて深く学んでいこうと思います。
 レクチャーの写真添えますね...




2019.8月17日(土) 32度の猛暑のあと台風...

 8月に入って32度が5日ほどつづき昨日は台風の余波で強風にあおられた藤蔓(蔓と言ってもすでに大木になりかけている!)の留め金が外れて危うく玄関直撃の大事になりそうでした。
(今のところ白樺の木で支えられていますが)台風の合間を見計らってブルーベリーを摘んだり裏庭のプラムを摘み取ったり....今年も沢山楽しむことが出来ました!
(摘んだブルーベリーは大切な友達に送ったりお届けしたり...手間暇を惜しまずいいお付き合いを続けたいと思う私の夏仕事にもなっています)
ブルーベリーとプラム....台風のあとの斜里スタジオの写真添えますね...
 何かと忙しい毎日でしたが「次のキルト用の麻着物の整理」や接ぎ合わせの洋服など夏仕事も少し進められました...皆さんの夏はいかがでしたか?
 穏やかに少しの豊かさに感謝しながら歳を重ねて行くことができたらとても幸せな人生だと思っています....


2019.8月25日(日)  キルトに取りかかる前の下仕事は...

 先週から麻着物を10枚ほどほどいて糸抜きしています...するすると抜けない麻糸ですが下仕事をしている時間は穏やかで優しい気持ちになります。
 何にでも頑張りすぎ力が入りすぎて自分でも疲れてしまう性格なので「ひたすらほどく...」時間がちょうど良いバランスになっているのかもしれませんね。
 洋服に仕立てるには傷みがある着物でも解きながら布合わせしていると面白いアイデアが浮かんできてチョットしたデザイナーの気分です(笑)
 ...そういえば私のキルトはそのまま着たくなるような色合わせが多いです。
 暮らし方も着方も自分らしい個性を大切にしたいと思っています。
 (お仕立て以外の洋服は40年以上「ヨーガン.レール」を好んで着ています)


2019.9.2日(月) スタジオ周りの草刈りを終えて...

 昨日は久しぶりにパッと晴れて草刈り仕事を....3ヶ月間布ポットで育てていた紫蘇を畑に移したり外仕事の一日でした。
 どんな暮らしであろうと健康であることが何より大事なのは言うまでもありませんが「今できる」ということが本当にありがたいです。
 ボストンに住んであらためて思うのは「日本人で良かった」と...国民健康保険があり、豊富な食材に恵まれた美食の国、繊細な職人技に支えられた日本の美...伝えられ受け継がれてきた民具など世界に誇れるものがたくさんあります...なかなか全てを身の回りにおいて暮らすのは大変ですが、私も自分なりに少しずつ集めた伊万里や塗物など暮らしを豊かに感じられる物を大切に「暮らしの中で使って」楽しんでいます。そして美しい物を収集することに終わりがありません(笑)
 そろそろスーツケースに荷物を詰めて出かける用意を始めなければなりませんが今朝ふと....キッチンの写真を撮りたくなって...40年使っている愛しいキッチンです。
新カボチャと採れたてパプリカは天ぷらに沢山揚げて初物のトウモロコシも頂きました!...秋ですね。
   
   
2019.9.28日(土) オープニング、MFA総会、コンサート、イベント、展示、ミーティングなど充実の日々です
 アメリカの9月は日本の4月と同じ、新学期になりますので美術館のイベントや展示も目白押しに始まります。
 ボストンに戻ってからの日々はまさに怒濤の毎日....まずは留守のとき猫をお世話して頂いている友人や最高齢の友人(95才)達を招いてのディナー。
 つぎはキルト展を終えた作品の搬出にローウェルへ...そして届いている招待状の整理をしてオープニング、MFA総会、コンサート、イベント、展示、ミーティングと続きました。
 特にMFA総会でも報告されたPhillip Leonianと妻のEdith Leonianの寄贈した425枚の写真展が素晴らしいです。

 オープニングで Leonianの姪御さんとご一緒しましたので写真添えますね...
私の隣の女性は長年 Leonianのアシスタントを務め現在は財団の統括マネジメントをしている方です。
 翌日、姪御さんを招いてスタジオでのディナーもとても楽しく有意義でした(425枚の展示写真は財団が約10億円で購入しMFAボストンに寄贈されました)
 朝夕は7.8度くらいですが今日はとても良いお天気で23度くらいです...イチジクとバナナ、ナッツを沢山入れ全粒粉のパンを焼いてふっと一息入れました...







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