2013.2月 Boston studio news

2013年2月5日(火)
　東京ドーム.インターナショナルキルトフェスティバル

　1月24日から30日まで7日間の展示を無事終えてボストンスタジオに戻りました。
　昨日、作品の発送を終えて主催者側から大盛況の入場者数(約24万人)と私のキルトへの反響が大変良かったとのメールを受け取りホッとしています。
　見に来てくださった方々はそれぞれの思いと感想があると思いますが、私のカメラに収めた画像の中から何枚か紹介しますね...見に来られなかった方や都合がわるくお目にかかれなかった方に会場の雰囲気が少しでも伝えられたらうれしいです。

東京ドーム

　1月24日のオープニングから30日迄の間に10回のギャラリートークをさせていただいたのですが毎回大勢の方に聞いていただき27年間の私の手仕事を少しだけ伝えられたように思います...一期一会の出会いを頂いた皆さんに感謝いたします...ありがとうございました!

　1月26日にNHK放送されたキルト展の中では私の展示会場と何枚かのキルトが紹介されたそうですが、事前の1月17日の読売新聞(夕刊)でとても大きく取り上げていただき18日のディリー.ヨミウリ(英語版)でも一面で取り上げていただきました。取材してくださった上原記者の丁寧な文章で私の針仕事の経緯と姿勢が伝えられたのではと思っています。
　2009年に展示のお話を頂いてから今日まで...展示を企画し、成功に導いてくださったスタッフの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです...ありがとうございました!!

ディリーヨミウリの記事です
http://www.yomiuri.co.jp/dy/features/arts/T130116002208.htm

2月16日(土) 　モビリア.ギャラリー Blue and White オープニングレセプション　午後3時からのレセプションに出かける前にもう一度「東京ドーム展」のお礼を追加しておきます。　ボストンに戻って2週間が過ぎましたがその後、沢山の方々からメールを頂いたり、それぞれのブログなどでとてもうれしい感想を書いていただいたりしていて本当にありがとうございます!..私にとっても大切な節目の展示となりました..小さな古布の「継ぎ寄せ」に日本人の「侘錆という美意識」や、慎ましくも「もったいない」という暮しを愛惜しんだ時代を、私のキルトから伝えられたのなら27年間の手仕事の役目が少し果たせたのではと思います。　ボストンに戻ってから、あらためて「日本の衣歴史」についての書物を読みあさっています。斜里町のスタジオには30年近く買っては積んである書籍が沢山あるのに、この数日で注文した本は10冊!..先人達の染や織りの美意識だけではなく日常の暮しや心の豊かさも考えさせられています。来週はボストン美術館の図書室に通います。　60歳を過ぎるとごまかしのきかない「匂いや表情」があると思います...若い時の愚かさを悔いるのだけではなく、いま出来る事を学び続け、年齢と共に積み重ねたいものです:)
	1月27日、日曜日の朝はドームの周りに1000人くらいの人が入場を待っていて驚きました!

私のキルト展示会場にはキルトの他に2つの布コーナーが設けられました。 (私の針仕事の原点である母から譲り受けたボロ、もう一つはトップキルトのピーシングの「裏」を展示していただきました)

	ギャラリートークの合間に築地でお寿司を食べて地下鉄の築地駅側のカフェで「ホットワイン」でホッとしたり:)