☆★☆★☆２０１２．２月 Boston studio news☆★☆★☆

George Li,Piano Sunday,Jan 29,2012 Live Arts presents

そして1月も終わる最後の日曜日はGeorge Li,Piano コンサートに出かけ16才のピアニストの演奏に圧倒されました!!!(残念ながらまだCDは発売されていなくて) 私の説明よりもぜひジョージ.リのWebを読んでみて下さい!!..ご両親と親しくお話しさせて頂いたのですがほとんどのコンサートはGeorge Li youtubeでupしているそうです、こちらもぜひ見て下さい..素晴らしいです!!(私も早速見ました!)ジョージは16才でありながらも「つくられた才能というより与えられた才能」を持っているようなオーラを強く感じました..2月5日はIsabella Stuewart Gardner Museumでのコンサート、29日と同じプログラムですがチケット購入しました..とても楽しみです!! PROGRAM Haydn: Sonata in C Major, Hob. XVI:50 Schumann: Abegg Variations, Op.1 Bartok: Sonata Debussy: Preludes Schubert: Fantasy in C Major, D. 760 (“Wanderer”) http://www.georgelipianist.com/

私の2012年は全て来年2013年1月に焦点をあわせて進めています。 私のキルト制作の目的は明確です「次の時代に申し送りたい..伝え承わる」です。 幸運にも2008年、10連作品がボストン美術館に所蔵され「教育的資料として」大学のレクチャーやMFAのWebでも使われていますがそれで私の目的が完結したわけではありません。 2013年に東京ドームの展示に予定している18枚のキルトを再び「美術館の所蔵作品」として後世に残したいというのが私の最終目的であり私の夢です。 「他人の3倍努力して人並み」と自分に言い聞かせて25年間縫い続けて来ましたがそろそろ腰も肩も指も疲れ果てて来ました..どんなに頑張ろうと思っても頑張れなくなる年齢があるのだと実感するこの頃です。10年前までは一日15時間でも縫えましたが今は3-5時間で精一杯です。 かといってお喋りで時間を無駄遣いする気はありませんので少し目先を変えて考えるようになりました。自分の目的や自分の暮らしの事だけではなく「私の出来る他人の事」を考えるようになりました。以前Webで私の暮らしは「衣食住.音」と書きましたよね..で今年はそこからつながる若い音楽家のお手伝いをすることにしました。音楽家だけではなく夢を持つ若い人達の背中を少しだけ後押しするのです。 斜里町峰浜に「うなべつ岳.メーメーベーカリー」が1月29日オープンしました!..小和田久美子ちゃんという羊毛友達(一緒に毛を染めたり紡いだり)が羊と一緒に生活してパンを焼く...美味しいパンを焼いてくれるように後押ししています! http://kowadakumikumi.blogspot.com/

Tomie's Boston studio

2月11日(土)ボストン.シンフォニー.オーケストラ 　久しぶりにシンフォニー.ホールでJaap Van Zweden指揮、ピアノEmanuel Axを聴いて来ました。寒い夜のコンサートだったので気軽なコーディネート、デニムにカシミアのセーターで出かけ「チョットお出かけでオーケストラを楽しむ」ことができました(次のコンサートは少しドレスアップして行きますけど:)) PS.　デニムでシンフォニー.ホールですからもちろんこのコートは「セーブル(裏はドーブグレーのスエードでリバーシブル)でバックはParker Ochsのクロコどちらも美しいダークチョコレート色」で見た目に恥ずかしくないように決めて行きました:)

2月14日(火)ボストン美術館レセプション 　バレンタインズディー...タイミングを合わせたようにボストン美術館から「カクテル.レセプション」の招待状を頂いたので出かけて来ました。 　いつもの事ですが、まず何を着て?..と考えながらバナナブレッドを焼き、パパイヤサラダを作り..ピーシングを進めながら「シンプルな黒のノースリーブワンピースに個性的なネックレス、サンドベージュのパシュミナ..暖かいエンリー.ベグリンのブーツ」に決めてお出かけして来ました! 　MFAのレセプションに出席する度に感じるのは「美術館を身近に感じられるように」配慮が行き届いていることと「学芸員とスタッフ全員」の対応、対話の品のよさです。やはり知性も品性も身のこなしから自然と現れてくるものなんですね..私流に言うと身についている「匂い」だと思います。また、マルコム.ロジャー氏(MFA館長)が必ずご挨拶してくださるのは参加するものにとっていちばん親しみを感じます。

BSOもMFAも何度も足を運んでいるといろいろ身についてくるものがあります。勝手も分かって来ますし音楽についても展示についても自分なりの受け止め方もできてきます。それは誰かに押しつけられたり他の意をもって行っているのではなく「自分が求めて」いるからです。世間でも学校教育の場でも盛んに「個性」とか「感性」こそ大事!!..と言いますが本当の意味での個性、感性っていうのは大きな三角形をいくつかの台形の頂上にできるものだと思いますので私にとっては今が一番自分の個性や感性で物事が見えて来た(できて来た)と言う気がしています。もちろんまだまだ学びたいことは山ほどありますが...身形だけではなく立ち居振るまいや暮らしにも私らしい色や匂いが出せるように「場数を踏むことで」さらに磨きをかけたいものです(14日のボストン.ライフを写真に収めました:))

	2月18日(土) Kida Yoko(Piano).Deborh Pae(Cello)スタジオ.コンサート 　予定通りにヘクサゴナル.ログキャビンのピーシングが進み、週末は久しぶりに友人達を招いてのホーム.コンサートを楽しみました!...「せまぁーいアパートのリビング」と言う事が逆に音を独占しているような...身体ごと音に包み込まれるような...何とも言えないほどとてもとても贅沢なコンサートを楽しませて頂きました!!
Deborah Pae(チェロ) http://www.northcountrychamberplayers.org/events.php 木田陽子(ピアノ) http://www.nytimes.com/2007/12/19/arts/music/19ax.html

彼女達を「若い音楽家」と強調させて頂くのは世間一般に知られているような「有名な肩書や名声のある音楽家ではない」のは事実ですが、彼等が決して「未熟で劣っている」と言うわけではありません..私は音楽の評論など爪の先ほどもできませんし世界的な音楽家と言われている方々のプロファイルがどれほどの力を持っているのかも知りません...ただ、私が大切にしているのは若い音楽家の持っている溢れ出る才能に触れる事、刺激され再生されるエネルギーを共有することです...私が料理した16人分の「スクワッシュ.スープにロースト.ビーフ、ほうれん草キッシュ」も「ウニを山盛りにした(55センチの大皿!)生ちらし寿司と100個のサーモンにぎり寿司」もメチャクチャ好評いただきました!!:)

少し特別な気分でお花を買い(アパートから5分のところに大好きなWinston Flowersがあります)前の日から食材を揃え2日がかりで料理をしテーブルセッティングを考えお友達を招く..会話と料理と音楽を楽しみ、それぞれがまた明日から頑張れるように...まさに「衣食住.音」とても素敵な週末を過ごしました。 　クラリネットとフルートのコンサートも話題になり次の企画も楽しみです!:) 　ボストンは不思議なほど雪のない冬でこのまま春が来そうな感じがします...アパートの外の景色とパーティの支度からコンサートの様子など写真を添えておきますね...誇らしげな欄と日に日に咲いていくユリがホントに綺麗です! 　私は次のコメントを書くべきか..どうか少し迷いました。 　しかし、これほどの問いかけをして頂いたのに自分だけの中にしまい込んでおいたのでは何の役にも立てませんので書き添えておく事にします。 つい最近、インターネットで奇遇にもPuyokoブログという小洒落たブログを見つけたました。彼女(49才)の文才と忌憚のない物言いに「恋に落ちるように」夢中で読ませて頂いています。私よりもひと回りも若い彼女のセンスと視点からほとばしるように表現される事々に圧倒されています!!...で、今朝..彼女のブログにはとても大切な記事が紹介されていて思わず「何というタイミングの良さ」と。私が音楽家の「有名、無名」にこだわらず「自分の見る目、聴く耳、匂いをかぎ分けられる感性を研ぎすましていく事こそ大事ではないのか?」という姿勢にとても素晴らしい一石を投じてもらえた気がしたのです...単なるファッションブログとはひと味もふた味も違いますのでお時間がある時にぜひ読んでみてはいかがでしょうか..（２／２０のブログ） 自分のことなら棚の上: By Puyoko http://puyoko.jugem.jp/

2月23日(木)ボストン美術館.テキスタイル.ミーティング 　6:00pmからのミーティングの前に学芸員のパメラさんに会うため5:30pmに美術館へ。 　学芸員との打合せの場合は職員専用のドアがあります..そこはセキュリティの厳重な通用門です。美術館の表玄関とは別の顔を持っている事を再認識させてくれます。 　実は1998年頃購入した「Issey Miyake」のホース.ヘアー(馬の毛で織った)ショールを学芸員に見せるためです。日本が世界に誇るデザイナー、三宅のコレクションをいくつかMFAが持っている事は知っていますが「馬の毛の織物」はとても珍しいので、もし必要とあれば提供したいと思っていたからです(MFAの織物の参考資料として寄贈いたしました)

「テキスタイル.ミーティング」に出かけると言っても力んで着飾る必要もなく自分らしくあればいいのですが「見た目がすべて」と公言している自分はどうなのかと最近アパートに戻った時に「デジカメの10秒セルフ」で撮っています..他人の評価などよりまず自分に恥ずかしくないように磨きをかけたいものです。 (ヨーガンレールの7分パンツとジャケットは草木染め、コートは衿が大判ショールになっていてとても重宝なカシミヤ.コート(Ferragamo)黒とグレーでまとめたので差し色に赤のバックは2006年のヨーガンレール..ジャケットの2枚の名札は通用門とMFAテキスタイル.メンバーの名札です:))

2月26日(日) The Borromeo String Quarted とても気持ちよく晴れた日曜日..縫い過ぎて(同じ姿勢で座り過ぎ)腰を痛めてしまい医者から出して頂いた湿布を貼って今日は一日キッチンに立ってお料理:)...大好きなロブスター.ラビオレは買ってきて茹でるだけ、でもソースは本格的な「ボッカソース」を作りました!..友人のイタリアンから伝授...それに新鮮なアスパラとスナックピーを茹で野菜をたくさん添えてチョット豪華な遅いランチを楽しみ、夜はNECのジョーダン.ホールにThe Borromeo String Quartedのコンサートに出かけて来ました..日本では夢のようなコンサートがボストンでは本当に嘘のように頻繁に楽しむ事ができます(しかもこんなすごいコンサートが今夜はFree!!!) 今夜のプログラムとコンサート前の私の写真を添えておきますね。 腰痛の残っているような顔していますが:))..今夜はソフトサンドベージュのロング.カシミヤコート(2004年のエルメス)で出かけました...雪が全くないのですが夜の気温は1.2度なのでまだ寒いですよ..あっと言う間に2月が終わりそう..春はすぐそこですね:)

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