☆★☆★☆2018.11-12月 Boston studio news☆★☆★☆
| 2018.11月7日(水) MFA-Textile Curator Circle 4:30pmからMFA-Textile Curator Circleイベントに出かけてヨーロピアン.キルトのレクチャーを受けてきました。 スピーカーはワシントンDCから招かれた学芸員(美術館に属していない独立した)でフランスに10年暮らしてヨーロピアン.キルトを徹底的に調査、研究してきたスペシャリストです。 |
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MFAに所蔵されている「コード入りキルト」「トラプントキルト」の詳細な側面の説明に「キルトからこのようにして時代を伝えられるのだな」と。 現在、日本でも共に同じ技法で作られていますが18世紀に作られたそれらの作品には現代のものとは違う匂いを感じました....。 写真添えますね... |
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付け加えて、先月も(10月16日のRoss Socityレクチャー)ではMFA学芸員の18世紀と19世紀のアメリカン.クレイジーキルトのレクチャーがありました。クレイジーキルトの作者にまつわるエピソードやそのキルトを一族の手で保管され100年後に美術館に寄贈された経緯まで....キルトは本当に暮らしに根付いてきたんですね。 |
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アイルランドからアメリカに渡りキルトを家族の証に受け継がれたものから暮らしのためにお金に換えられたもの....このようなレクチャーを受けるたびに奥が深くなっていきます。 |
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美術学校で学んだ人は学校で学んだことが基礎になると思いますが私のように35才で独学でキルトの世界に入った者にとってはボストンに来てこの11年の間に受けたレクチャーは美術学校の授業に勝るとも劣らないほど勉強することが出来ました....そしてまだまだ学びたいことがたくさんあります。 |
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もうすっかり晩秋のボストンです...気温も低く雨の日が多いです...皆さんもどうぞ風邪などひかれませんように暖かくお過ごし下さいね。 |  |
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2018.11月14日(木) MFA-2020年.Textile Exhibitionのミーティング 2020年はボストン美術館の開館150周年となり、大きなイベントと展示についての打ち合わせが始まっています。 メジャーな美術館の展示は5年間の枠組みで検討され進められることが多くMFAテキスタイルの展示も2年ほど前からスタートしていますが詳細を進めていく中で私のキルト(すでにMFAのコレクションになっている作品ではなく)新作を展示することが決まって今日はTextile部門の3人の学芸員がWoods Endスタジオに訪れました。 |
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| 私の新作キルトは2010年から今年2018年まで8年がかりで仕上げた作品です....正確には2008年に縫い始めたキルトもあるのですが途中放棄し2017年から再スタートしました。 作品タイトル「Hidden beauty-set of 3」は絹、ウール、木綿の3枚。タイトルの「隠された美くしさ」というのはトップ.キルトの裏側を見せる作品だからです。 キルトは普通は表面と裏布との間で隠れてしまうのですが敢えて見せるためのトップ.キルトです。 |
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| 私にとっても2020年はキルトを始めて35年の節目になりますのでこの展示に参加できる....と思っただけでとても光栄です。 (MFA所蔵の18世紀、19世紀の歴史的貴重なキルトやベッドカバーが見事に展示されますよ!) 大きな画像にはできませんが雰囲気だけでも伝わると嬉しいです....写真添えますね。 |
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2018.11.22日(木)
サンクス.ギビング.ホリデーのお客様 ボストンは朝マイナス11度、日中でもマイナス8度の記録的最低気温です。 毎年ターキーを焼いて招いてくれる95才の友人が先月から入院していてサンクスギビングの日に1時間だけ外出許可をお願いしていたのですが、医師の許可が下りず病院のダイニングで過ごしました。いつか私にもこんな日が来たときに親しい友達が訪ねてくれたら...と思いました。 この日に合わせたかのようにタイミング良く大きなターキーのグループがぞろぞろとスタジオの森にやってきたので写真を.... |
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2018.11.23日(金) Lowellニューイングランド.キルト.ミュージアムで学芸員とのミーティング 2000年に「Mood Indigo展」に参加して以来18年ぶりに出かけてきました。 18年目の意義ある訪問になりました....学芸員のパメラさんと2019年のシルク展と2020年の日本展について意見交換し私のキルト作品についてもよく理解して下さり嬉しかったです。 今日、私は30年前に制作したキルトを持参したのですが早速このキルトでのレクチャーの申し出をいただきました。 |
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67才最後の日を充実感いっぱいで過ごしたせいかスタジオに戻り7:00pmに爆睡してしまい夜中に目覚めて、きれいな満月を見ながらとても穏やかな誕生日を迎えました...今日まで健康で頑張れたこと、私を支えてくれている家族と友人達に感謝の気持ちでいっぱいです....パメラさんとの写真添えますね(許可済みです) |  |
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| 2018年11.24日(土)
いくつになってもうれしい誕生日... 65才の誕生日に「来年からは歳を数えない」って言ったのに毎年やっぱり特別な日になります。 母が11月28日生まれなので20年前まではいつも一緒に誕生日を祝っていたのですが....そして毎年同じメニュー:) |
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近所の友人を招いて美味しいワインいただきました....来年は自分でケーキも作ろうかな?...テーブル写真と頂いたきれいなお花の写真添えますね。 |  |
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2018.12月5日(水) ボストン総領事主催の天皇誕生日祝賀会 (Hyatt Regency Boston) Hyatt Regency Bostonで行われた祝賀会に出席させて頂きました。現天皇の最後の祝賀会でもあり総領事のスピーチも感慨深く受け止めました。 タイガー大越氏のトランペットと和太鼓による国歌で始まり和やかな歓談とリフレッシュメントがありました....総領事からの招待状とオープニングの写真添えますね |
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| 11月に初雪は降りましたがすぐに解けて景色は秋なのですが連日マイナス気温です。お天気がいいとリスや鹿がスタジオの周りで戯れていて師走の忙しさを忘れさせてくれます。 寒いと出不精になりがちですが今週は土曜日まで大忙しです... |
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| 2018.12月6日(木) "Ansel Adams in Our Time" bihind the
scenes BenefactorsイベントでMFAに出かけてレクチャーを受けてきました。 彼の生涯の写真作品も家族写真も足跡も含めた圧倒される量の作品展示の説明を受けながら、私は展示に携わる学芸員の情熱も学んだ気がします。 (一般公開は12月13日から2019年2月24日までです) |
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| リフレッシュメントはチーズ.クラッカー.タルトやビスカッティにコーヒーなど....3時間ほど美術館で過ごしリフレッシュできました、写真添えますね。 明日は市場で魚を仕入れ、スーパーで野菜などの買い出しです....8日に14人のゲストを招いてのディナーをしますので下ごしらえと準備、いつもお付き合いしている方々にスタジオに来て頂いて親交を深めるのはとても大事だと思っています...美味しいお寿司たくさん作ります! |
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2018.12.8日(土)
日中もマイナス8度...2018年慰労.スタジオ.ディナーパーティ 12月に入っても毎日マイナス気温で寒い寒いボストンですが今夜はスタジオ.ディナーに12人のお客様を招いて楽しい慰労会をしました。 5:30PM.カクテルで始まり6:30PMからディナーというセッティングです。ディナーのメインは、ウニ、ハマチ、サーモン寿司....デザートはブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーのミックスとクリームパフ。 |
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| 自分が出来るときに「おもてなし」を...と言う気持ちが無ければホームパーティって簡単なようでなかなかお招き出来ませんものね...今回もまたタイガーシュリンプ.フライ60本揚げました!!! | |||
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| リビングとキッチンにチーズ、クラッカー、シュリンプカクテルなどのプレートを準備して始まり和やかでとても有意義な懇親会になりました。 2019年、2020年に向けて彼らといい関わりで自分の手仕事を進めていきたいです。 |
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| むやみやたらに写真を撮るのも紹介するのもはばかられますが....私にとって2018年のとても良い締めくくりになるディナーでしたので当たり障りの無い写真を添えさせて頂きますね... (乾杯!...と言ってもVサインする人がいないことにホッとします:)) |
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2018.12.10日(月) ピーシング進めています... さて、イベントが一段落し今日からまたピーシングの日々です....が、シャドーが無理無理と膝に入ってきて邪魔をします...猫ってホントわがままなのにいるだけでホッとしますよね:) 僕のこと?...って顔の写真添えますね。 皆さんもどうぞ暖かくお過ごし下さい.... |
| 2018.12.20日(水) Lowell,New England Quilt Museum Lowell,New England Quilt Museum...3枚のキルトが「永久保存作品」になりました。 2008年12月と2014年1月のMFA(ボストン美術館)パーマネントコレクションのお知らせから4年が経ちましたが今年最もうれしいお知らせがあります.... 1986年、1987年、1988年に制作した「亀甲.1.2.3」の3枚のキルトが Lowell,New England Quilt Museumのパーマネントコレクションになりました。 亀甲(ヘクサゴン)は型染め、縞木綿、絣をそれぞれのキルトに300種類ずつにまとめたトラディショナル.キルトですが日本の衣文化を次の時代に残そうと制作しましたので「ニューイングランド.キルト美術館で永久保存」されることを心からうれしく思います。 ちょうどこれらのキルトを制作していた時に「NHK世界手芸紀行」でLowell,New England Quilt Museumを立ち上げた人々の感動的なドキュメンタリーを観ていましたので今、その美術館に永久保存されることは尚更感慨深いです。 また一つ私の夢が叶った気持ちです....時代を伝える手仕事として少しでもお役に立てるのならこれ以上身に余る光栄なことはありません。 (まだ美術館のWebでは見られないかもしれませんが制作者として個人的にご報告させて頂きますね) |
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| 2018.12月23日(土) 風邪をひかないように、転ばないように... 10月の事ですが...郵便物をとりに玄関を出て、つまづく物が何もないところで転んで両膝と腕にかなり大きな擦り傷をつくりかさぶたがとれるまで一ヶ月以上かかりました。 運が悪ければ骨折や捻挫など、もっと大変だったと思います.... このときに「年を取ったら転ばない、風邪を引かない、これだけは気をつけている」といつも母が言っていたのを思い出しました。 自分では気をつけているつもりでも、ふと気がついたら体重が5キロ増えてる!...って事もありそれが嫌な病気につながっていたりします。 「長野さんはいつも元気でパワフルね」なんて言われますが実は....私も年齢相応にあっちもこっちも痛かったりつらかったりしながら頑張っています(医者と薬に頼りながら:)) 今年も後一週間、一年がとても早く感じます...暮らしも仕事も無事過ごすことが出来ました.....今こうして頑張っていられる事だけで充分ありがたいと思っています。 |
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毎日マイナス気温でスタジオの森にある沼が凍っています....森にはフクロウも住んでいて夕方になるとボォーボオーとフクロウの声が森に響き守り神のようです。 年末年始もピーシングを続けながら丁寧に穏やかに2019年を迎えたいです....どうぞ皆さんも風邪など引かれませんように暖かくお過ごしください。 |
| 「オホーツク海に流氷と知床連山からの日の出の写真パネルに写るスタジオの森」の写真と沼側から撮ったスタジオの写真添えますね... 今年も拙いホームページを見て頂きありがとうございました!! Best wishes for a wonderful holiday season and a very happy new year! |
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