☆★☆★☆２０１１．10月 Boston studio news☆★☆★☆
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Monday Oct 3,2011 The Trustees of the MFA and Malcolm Rogers Ann and Graham Gund Director invite you a reception celebrating the opening of DEGAS and THE NUDE. 6:30pmからのオープニング レセプションに出席しました。先日と同じニューアメリカンウィングではリフレッシュメントがあり500人くらいのベネファクター(功労者)が招かれていました。リフレッシュメントの後はDirectorマルコム.ロジャーのスピーチがあり展示会場へ..DEGAS作品を堪能した夜となりました。 |
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| 追記..お気づきでしょうか?..シンフォニーホールも美術館も私の「一眼レフ」で撮影しました:) | ||
| 10月4日(火) New England Conservatory(Jordan Hall)でのコンサートに出かけました。 この音楽大学で教鞭をとっているMiriam FriedさんのバイオリンとJohn Gibbonsさんのハープスコードのコンサートです。(NECでピアノを弾いていらっしゃる木田陽子さんのご推薦です!) Miriam Friedさんのバイオリンは聴衆を魅了していた事は間違いありませんが私が驚いたのは彼女の紹介欄に書き添えられていた「Her son Jonathan Biss」..!!!というのは数年前に彼のピアノコンサートを美術館(MFAではなく他の)で聴いた事があるからです..その時「天才とは彼の事では..」という印象を持ちました..昨夜、その記憶を鮮明に思い出したからです。とにかく..勉強になりました..音を言葉で表現するのはとてもむずかしいですが私には弾き手の持つ魅力もとても興味深いのです..また少しの時間を見つけて芸術の秋を楽しみたいですね:) |
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10月9日(日) Brookline Libraryであったピアノコンサートに出かけました。この図書館のMusic Associationの友人の紹介です。この図書館のコンサートホールにも興味がありましたので出かけたのですが..Chad Bowlesさんのピアノはとても素晴らしかったです!..無料の図書館コンサートなのに50人ほどの方しか参加していなくて非常に残念に思いました..この日は3連休の上お天気がとても良かったので皆さん郊外にお出かけしちゃったのでしょうか..私はピアニストご本人と親しくお話ししたりCDにサインして頂いたりでルンルン気分でした(この日から毎日彼のCDを楽しんでいます!!) また別の角度からコンサートを成功させるのは企画する側に相当の手腕が求められるのでは..とあらためて舞台裏を考えさせられる機会になりました。 夜はピアニストの木田陽子さんと数人の友人を招いてディナー..ボストンで出会った素敵な友人達とアットホームな秋の夜を過ごしました。 「人と人とが心地よい関わりを築くには自分のできる何かをいつも察したり感じたり与えたりする事ができてこそ」ではないかと思うのです。私は本当に運がよくてボストンに来てから素敵な方々と出会いました..でも何もせずに素敵な方々が私の前に現れたのではありません。美術館でのイベントやジャンルの違うアーティスト達の個展やコンサートなど様々な場所で出会ったところから始まりました(中には極端に近づき極端に去っていく方もいますが)そこからはいかに相手を理解し尊重し共有する時間を大切にするかで友情が続くのでは..と思います。 |
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| 10月10日(月) この日は以前から楽しみにしていた友人のイタリアン.レストランで1日シェフ.アシスタントをして彼のオリジナルレシピを一つ伝授してもらいました!!..次のホームパーティで披露するつもりです:) (レストランの写真は後日紹介します) |
| 10月12日(水) クリニックで癌検診とインフルの注射を受けました。これで今年の風邪対策は万全! キルト.ピーシングをしながら早く毛紡ぎがしたくて夏に染めた毛を出してみたりして気がそぞろです..秋も深まりアパートの周りの木々の色が日々変化しているせいでしょうか?:) |
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| 10月13日(木) The MFA's Textile and Costume Society receptionに出かけました。 久しぶりに学芸員のパメラ、ローレン、アレックスさん達と一緒に用意されたワインとリフレッシュメントを頂きながら親しくお話ができ大変貴重な時間を持つ事ができました。 (写真はこの日のスピーカーを紹介するパメラさんです) |
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10月15日(土) ヨーヨーマが日本でサントリーウイスキーのコマーシャルで一躍有名になったのは何年前の事になるでしょうか?..いつかコンサートに行きたいと思いながらなかなかその機会がありませんでしたが..ついにBSOのプログラムでそれが現実になりました!!..私は身体が震えるような感動で、2000人の聴衆は総立ちで拍手大喝采!..彼と同じ時代に生きられただけでも私は幸運だと類まれな才能の音楽家の演奏に心酔しました..(浮足立って出かけたらカメラのバッテリーを忘れてしまい写真が撮れませんでした)プログラムとチケットを添えておきます。 |
| 10月16日(日) 爽やかな秋晴れ、久しぶりに山歩きがしたくてニューハンプシャーまで出かけました。コンコードで私の好きなナショバブロックベーカリーのパンを買い牛や羊のファームを通って森の中へ... 500メートルほどの中腹から撮った写真を紹介します..深まっていくニューイングランドの秋を満喫できたトレッキングでした。知床の森と斜里岳も冬に向かう準備が始まっているのだろうなと..。 |
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| 10月のページの締めくくりは...現在の私の心境とコメントを少し書いておこうと思います。 | |
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ボストンのアパートで新聞はThe Wall Street Journalを読んでいます。10月6日Steven
Paul Jobsが亡くなった事が一面に載りました..それは今年6月の会議の時の写真(縦10センチx横13センチくらい)です。後日10月8日には紙面一面のフルサイズの写真と彼の功績を掲載してありました。その写真は彼の人生にふさわしい美しく輝いているものでした..人生の終わりの写真はこうありたいと..胸がいっぱいになったのです。 もちろん私は彼との面識もつながりもありませんが彼の残した言葉に頷いたり共鳴する事がありました..特に「人生は短い、誰かの人生ではなく自分自身の人生を生きよう」と言う言葉は私も日々自分に言っている言葉と同じでした。 時には私の周りの友人達にからかわれるほど「明日死ぬかもしれないのだから..今日できる事はしておきたい」といつも考えているのです..それが現在の私をここまで頑張らせてくれたと思っています。彼は55才で人生に幕を引く事になりました..人の命のはかなさ..あらためて自分の人生を考える時間を過ごしました。 幸運にも自分の求めていた仕事と出会い、心通う友と出会い、自分が信頼できる人がいて、少し先の自分に夢や希望を持つ事ができる..普通の暮らしがどれほど恵まれているのかと思うと今こそ自分のできる精一杯で生きていなくては亡くなった両親に申し訳がない..としみじみ思う10月でした。 |
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| For Mr Steven Paul Jobs | |
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2012年1月の予定だった私のキルト展示は大震災の影響で2013年1月に変更になり1年の特別休暇を頂く事になりました。もちろん展示とはかかわらず制作は続けていますし展示以外に私のコレクションの中から歴史的に重要な布は美術館に寄贈できるように6月から少しずつ整理も始めています(これはとても重要で時間のかかる作業です) 私は北海道の四季が大好きです..遅い春に芽吹き森の恵みで羊毛を染め、豊かな秋を祝い、白銀の世界に息を凍らせる..ボストンの冬も似ていますがここはもう少し都会的で小洒落ています:) 斜里では札幌まで6時間かけて出かけなくては聴けないオーケストラをボストンではアパートから20分のところで聴く事ができますし美術館やギャラリーは日常の暮らしの中で楽しむ事ができます。私にとっては自然に楽しみ自分に心地よいことを受け入れているだけです...それまではオーケストラもなく「モーツアルトのジュピター」と言えば平原綾香さんが歌ったので好きになったのですから..「アンドレギャノンのトゥモロー」もそうです。ただボストンに来てオーケストラを身近に聴く事で心がずいぶん豊かになったように感じています。一流の音楽家達の美しい音楽、美しい人に触れてとにかく..私はもっと優しい人になりたいのです..他人の悼み悲しみも分かち合える「やさしい女性」でありたいのです。手間ヒマ惜しまず美味し料理をたくさんつくって友達と一緒に過ごす時間も少しだけ私のそんな思いを伝えたいからです..今できる精一杯で生きていたいのです。 (新聞記事と相変わらずボストン.スタジオで13.5センチのログキャビンを縫い続けている写真を..なんと25年ログキャビンひとすじです!:)) |
| 今週末23日は木田陽子さんのピアノコンサートや来週25日はMFAのThe trustees of the Museum of Fine Arts,Boston,and Malcolm Rogers invite you to a Reception Celebrating the Opening「 Aphrodite and The GODS of Love」Tuesday,October 25,2011..特別レセプションに招待されていますし、28日にはボローメオのコンサートに出かけます....北海道でツアーを続けているJuncoちゃんも一所懸命ピアノ弾きながら歌っているのだろうな..とボストンからいつも応援しています..お互いに自分を信じて頑張ろうね! | |
